クッションはソファにどう置く? 何個?大きさは?おすすめのおしゃれコーディネートは?

ソファーにクッションをどう置く?

ソファやベッドの上を快適に過ごすのに、クッションは欠かせない重要なアイテムです。
そんなクッションをどんなサイズで何個ぐらい置いたらいいのか、どんな風に置いたらいいのか、どうやってコーディネートすればおしゃれに見えるか等、たくさんのご相談をいただいております。
クッションをソファに置く際には、色や柄、サイズに注意してバランスよく配置すると素敵にコーディネートできます。
例えば、コントラストをつけて色を組み合わせたり、パターンを混ぜたりするとバランスが良くなります。
また、大きさ違いや、横長など形の異なるクッションを組み合わせることで、奥行きや立体感を出したり、背もたれにすることもできます。


ホテルや海外のインテリアでは、ラウンジや室内にあるベンチシートやソファーでリラックスするために、とてもたくさんのクッションがコーディネートされ、空間のインテリアデザインとしても、とても重要な役割を果たしています。
こちらのコラムでは、海外風の洗練された『ソファーに置くクッションのコーディネート』を参考にしていただけるよう、より詳しく
『たくさん置いてもおしゃれに見える?』『どう飾ったら素敵に見えるの?』おすすめテクニックを踏まえ、お話しさせていただきます。

■色の調和を考えてみる

ベージュ同系色でまとめた統一感のある雰囲気でおしゃれに

クッションの色をソファーや部屋のインテリアと調和させることが大切です。
そこで、同系色やコントラストカラーを選んで、統一感のある雰囲気を作りましょう。
例えば、ソファーがグレーなら、ブルーのクッションや白のクッションを組み合わせても面白いですし、カーテンや壁紙の色と同色を持ってきて空間を繋げてもいいですね。

サイズの違いを利用して重ねて配置する

手前に置いたり背当て・腰当てにしたりしても重宝する長方形の横長クッション

サイズの異なるクッションを組み合わせることで、奥行きや立体感を出すことができます。大きなクッションを奥の背もたれ側に寄せ、小さなクッションを前に配置するなど、バリエーションをつけることがポイントです。
そんな時の為の背当て、背もたれや体をキープするには、たくさんのクッションが役に立ちますね。
そこで、体をキープするためのクッションはソファの色に近いもので後ろ側か下側に、手前にはアクセントになる色や形や柄ものを置くとコーディネートし易く空間が引き締まります。

テクスチャーを取り入れる

ベルベットとジャカード織、刺繍などを組み合わせている

異なる素材やテクスチャーのクッションを組み合わせることで、豊かな質感を演出できます。
例えば、同色でまとめ過ぎると、シンプルでつまらない印象になり過ぎてしまうこともありますが、ウールやベルベット、リネンなどの素材を組み合わせることで、上品な雰囲気を作り出せます。

■コーナーを活用する

角に寄せた時にも微妙に色違いで異なるクッションを左右に配置してトーンを楽しむコーディネート例

クッションをソファの角に寄せて配置する方法です。これにより、ソファ全体を活用しつつ、クッションが落ち着いた印象を与えることができます。

アクセントになるクッションを配置する

グレーのソファーだけだと質素になりがち。アクセントカラーを上手に取り入れて空間にメリハリを。クッションのパイピングがグレーなのもいいですね。

シンプルな色や柄のクッションに、目を引くアクセントとなるクッションを加えることで、全体の雰囲気を引き締めることができます。
例えば、明るい色や斬新なデザインのクッションを1つ配置することで、空間にアクセントを与えます。

■トレンドはクッションをミックス&マッチに配置する

従来あるコーディネートで、クッションを対称に配置する方法がありますが、左右対称に同じ数のクッションを配置することでバランスを取ります。
こちらは、手軽にシンプルで整った空間を創れますが、少しオーソドックスな印象にもなりがちです。
最近はミックス&マッチにランダムに配置する方法が、よりオリジナリティを演出できて、お洒落なインテリア空間に仕上がります。
大きさや色、柄が異なるクッションを交互に配置することで、個性やエスプリが加わり、よりデザイン性を高めたコーディネートへ。
空間に何を求めるかをイメージし、バランスを保つためには、色のトーンや色味を変えたり揃えたりと色遊びがポイントです。

季節やテーマに合わせる

爽やかな色や素材を取り入れた夏のクッションインテリア
春夏には明るいトーンや爽やかな色彩が楽しいですね
落ち着いた色やあったか素材を取り入れた冬のクッションインテリア
冬には落ち着いた色や温かみの感じられる素材を取り入れて

季節や特別なイベントに合わせてクッションの配置を変えることもおしゃれな方法です。
春や夏には明るい色や爽やかな柄のクッションを使用し、秋や冬には温かみのある色や素材を取り入れるなど、季節感やテーマに合わせて配置を変えてみましょう。最近は季節ごとにクッションを購入されるお客様も多くいらっしゃいます。

自分次第で広がるクッションコーディネートの世界

素敵にデコレートされている例を写真でご紹介します。是非、参考にしてみてください!
まずは私達が納品させて頂いたクッションコーディネートの一例です。

カッシーナのソファにクッションをコーディネート
都内某ホテル クッション納品例

海外ファブリックブランドのクッションコーディネート

次からは弊社でもお取り扱いさせていただいているテキスタイルブランドのウェブサイトよりクッションをたくさん使ったコーディネート写真のご紹介です。

ロモグループのひとつとして2010年に誕生したイギリスのブランド『マーク・アレクサンダー』より

グレーとグレージュという同じトーンでファブリックがコーディネイトされています。
優しくナチュラルな印象を引き締めているには、壁の白と床のブラウン、そして小物の深い茶色で陰影の表情を上手に作り出しています。同系色でまとめる時には明暗、陰影、を意識すると素敵にまとまります。照明や自然光を上手く使うのも参考になりますね。

伝統とモダンが両立する英国ならではのデザインスタイルが魅力のブランド『ロモ』より

ミルキー色の室内にベビーピンクのファブリックテーブル。クッションがインテリアのポイントとなって、色を繋げています。スモーキーな色合いのピンク&オレンジカラーで、甘い印象とミルキーカラーで清潔感と温かみもある空間に仕上がっています。色を上手に取り入れるとおしゃれ感が増しますね。

ロモグループのひとつとして2010年に誕生したイギリスのブランド『ZINC』より

シンプルでシャープになりがちなモノトーン系のコーディネートですが、白黒の柄物クッションをデザインやサイズ違いでミックスでいくつも置くことで、遊び心も加わりインテリアの芸術性がぐっと高まります。
クッションの幾何学柄がテーブルの幾何学柄とも繋がっていてセンスの良さを感じさせますね。

伝統とモダンが両立する英国ならではのデザインスタイルが魅力のブランド『ロモ』より

素材をベルベットで統一した色遊びが素敵なソファーとクッションコーディネート。
ベルベット素材の醸し出す高級感とクラス感のあるインテリア例です。
素材を統一して、色違いをいくつも合わせると意外と簡単に色遊びが上手くいき、気分も上がるインテリアが完成します。

ロモグループのひとつとして2013年に誕生したイギリスのブランド『ブラックエディション』より

グレージュ色の壁やソファー、床を基調に寒色系のクッションでとてもお洒落でモダンなコーディネートです。
寒色系の色の彩度を同じラインで揃えると、様々なデザイン柄とたくさんのクッションがmix&matchでトレンドを押さえたインテリアになります。まさに好きなものに囲まれている空間を想像させます。

ロモグループのひとつとして2010年に誕生したイギリスのブランド『マーク・アレクサンダー』より

土壁のような壁面と高さの低いソファーがある寛ぎの空間には、ナチュラルな土や草木の色でクッションがコーディネイトされています。
質素にならないように明度の高いバニラ色のクッションと大きさと形違いでリズムを加えたラインナップがポイントですね。草木の様なナチュラルな色彩が集う空間にも活かされます。

いかがでしたか?
当店のクッションは様々なテイストや大きさのものをご用意しています。また商品ページには他のクッションを合わせたコーディネート写真も掲載していますので、参考にしてください。
今あるソファの上に色や形、素材などを組み合わせて、お洒落で素敵なクッションコーディネートを完成させてみてはいかがでしょうか。